金融商品取引法監査とは
一般に金商法監査と呼ばれています。投資家保護を目的に、金融商品取引法に基づいて実施される法定監査です。 金商法監査には会社が作成した財務諸表が会計基準に準拠しているか、重要な誤りや偽りがないか、その適正性について意見の報告を行う「財務諸表監査」と、会社が作成した内部統制報告書の適正性について意見の報告を行う「内部統制監査」があります。
金商法監査の対象として上場会社、店頭登録株発行会社があります。
企業のリスク及び監査法人の監査に対する社会の関心は、年々高まっています。
例えば、KAMの導入も行われ、投資家等から見た監査法人の情報はますます重要なものとなっています。また、企業のディスクロージャー及びガバナンスにかかわる関心も大きいものとなっています。
監査においてはリスク・アプローチに基づき、経済環境、会社の特性などを勘案して、財務諸表の重要な虚偽表示に繋がるリスクのある項目に対して重点的に監査資源を投入し、効果的・効率的に監査を行う手法により監査が行われます。
リスク・アプローチを適用するに際しては、リスクの見極めが重要であると当グループは考えています。また、リスクの見極めはマニュアルに基づけば誰でも可能なものではなく、各企業によりリスクは異なること、またマニュアルに基づき監査を行っていることで資本市場に対して適正な監査を行ったと説明できるものではないと当グループでは考えております。
当グループでは、監査のみならずビジネスの知識を豊富に有したプロフェッショナルの判断に基づき、より適切なリスクにフォーカスした監査を効果的・効率的に実施してまいります。
上場企業・会社法監査の業務の提供においては、次のようなスピード、高品質、Sustainabilityを重視し、企業及び社会の要請に応える業務を提供いたします。
・スピード
変化の激しいビジネス環境下における企業経営の支えとして、スピード感をもって迅速な対応をいたします。赤坂有限責任監査法人は、グループ内で財務、税務のアドバイザリー業務も提供している中堅の会計ファーム内の監査法人になります。同会計ファーム内で、様々な経験を経たスタッフであるからこそのスピードと高度な知見をもって、業務を提供いたします。
・高品質な会計監査
ビジネスは広大で深いものですが、監査では深度あるコミュニケーションを図り企業のビジネスを理解していきます。企業とのコミュニケーションの重視及び、専門家としての高度な知見をもとに、形式的又は硬直的判断に陥ることなく、ビジネスの実態に即した最良の監査業務を提供いたします。
・中長期的な企業の社会的価値向上への貢献(Sustainability)
最良の監査業務を提供することにより、企業のディスクロージャー及びガバナンスの向上に寄与し、中長期的な企業の社会的価値向上に貢献いたします。中堅である監査法人として、クライアントに丁寧かつ長期にわたって寄り添い、中長期的な企業の社会的価値向上を共に目指します。